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不思議な壁

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PLしか見られてなくない?問題について

企業価値的アプローチというものを以前紹介しましたが、世の中的に余りにも損益計算書(PL)のみを見る人ばかりで、貸借対照表(BS)とキャッシュフロー計算書(CF)がないがしろにされていると強く感じます。企業が毎期届け出ている有価証券報告書をちゃんと読み込む人が少ないことに問題を感じます。
 
ファンダメンタル云々言っている投資家でも結局PERばかりで、その他の財務数値を軽視していることが多いです。これは2つあり、PLに出てこない財務数値を精査にみているものの、大多数の投資家たちが見ていないため、その考えに合わせている投資家と、そもそもPLしかみていない(特に当期利益)投資家がいます。
 
財務諸表を細かくて見ている人たいでさえ、結果的に大多数にあわせるという行為をとるという悪循環?が生じているのが現状です。これは既に流通している株式への投資判断としてもそうですが、IPOなどの判断でもPER推しがかなり強いです。
それが理由で、企業(発行体)はかなりのコストをかなりかけてIFRSの導入などをおこない、のれんの定期償却をなくし、当期利益をあげようとしたりします。。あまり生産的な行為だとは思えないですね。。(もちろんJGAAPからIFRSに変更するというメリットは他にもあるのかもしれませんが)
 
まず、貸借対照表(BS)見られてない問題についてです。
これは企業価値アプローチをしてみるとかなり分かると思いますが、企業の保有する現金でしたり、有価証券、また有利子負債、その他の負債等が企業価値を算定する上で相当重要であるのにもかかわらず、PLだけで投資判断をすることは非常に問題です。
 
企業によって資本構成がかなり異なるケースがあるのに(現金を非常に持っているとか、有利子負債の水準とか)、これを無視してPLのみで判断するのはかなり誤った判断につながります。例えば、余剰現金を200億あり、純利益が10億の企業と、 余剰現金がなく有利子負債が700億円あり、純利益が20億ある企業をPLだけで比較することがどれだけ誤りにつながるかと考えれば明白でしょう。こんな極端なケースないでしょと思われるかもしれませんが、実際このようなケースは日本市場だけでも結構あります。
 
また、キャッシュフロー計算書(CF)見られてない問題も同様にあります。
キャッシュフロー計算書は、その期にどれだけ実際の現金の流れが生じたかが記載されている重要な表です。
PLが見かけの業績だとしたら、CFは本当に現金がどれだけ入ってきたか、出ていったかを表しています。PL上は利益がかなりでていても、実は設備投資がかなりかかる事業であったり、実際には現金が余っており、それを株主還元しているか、はたまた株式や債券などに投資されてしまっているかなど、諸々の情報を読み解くことができます。
 
こういった情報は全て有価証券報告書に記載されており、詳細に確認していくことがファンダメンタル分析には求められます。